代表ブログ

【税務】 元役員等への慶弔費

その他,代表ブログ | 2011年4月27日 水曜日 14:04

【質問】

 先日、当社の元役員が死亡しましたが、当社としては香典及び供花を行うとともに、新聞広告を当社名義で掲載しました。これらの行為に要した費用は交際等に該当することになるのでしょうか。

【回答】  
 
 役員及び使用人の慶弔、禍福に際し一定の基準に従って支給される金品に要する費用は、福利厚生費であり、交際費等とする必要はないとされていますが、この場合の役員及び使用人には役員及び使用人であった者も含まれます。従って、すでに退職した役員の方に対する香典、供花も一定の基準に従った相当のものであれば、福利厚生費として、交際費等とする必要はありません。なお、一定の基準に従った相当なものとして認められるためには、例えば、社内規定で慶弔に関する事項をあらかじめ定めており、その支給額も社会通念から見て妥当なものであることが必要になるものと思われます。また、お尋ねの新聞広告代ですが、通常、新聞広告代を会社が負担するのは社葬を行う場合のその周知のためというケースが多いものと思われます。従って、お尋ねの新聞広告代の処理は、社葬費用の税務上の取り扱いに拠ることになるものと考えられます。法人税基本通達9-7-19では、社葬を行うことが社会通念上相当と認められ、その負担した金額が社葬のために通常要すると認められる部分の金額は損金に算入できるとしていますが、新聞広告代は、葬儀の会場使用料や粗品代等と同様に社葬のために通常要する費用と考えて差し支えないものと思われますので、問題は当該社葬が社会通念上相当かどうかということになります。社会通念上の相当性の判断基準としては、故人の地位、業務従事期間、会社に対する貢献度等が勘案されるとされており、貴社のケースもこうした要件を具備している限り、新聞広告代を損金算入することができるものと考えられます。

【関連情報】
《法令等》
 法人税基本通達9-7-19
租税特別措置法通達(法人税編)61の4(1)-10、(2)

たばこ税手持品課税に伴うたばこ税の納税に係る消費税の課税関係

その他,代表ブログ | 2011年4月22日 金曜日 11:04

【質問】  製造たばこを販売のために一定数量以上所持しているたばこ販売業者は、手持品課税の対象となり、たばこ税の納税申告書を提出して納税をしなければなりませんが、たばこ価格の値上げであるから課税仕入れの増額として処理することができますか。

【回答】  手持品課税は、たばこの販売業者等(小売販売業者、卸売販売業者、特定販売業者又は製造業者)が、指定された日の午前零時現在において、たばこの製造場又は保税地域以外の場所で、一定の数量以上の製造たばこを販売の目的で所持する場合に、販売業者等を納税義務者としてその所持する製造たばこに、税率の引上げ分に相当するたばこ税を課税するものです。
 したがって、当該販売業者等に課税されるたばこ税は、租税公課そのものであり、資産の譲渡等の対価に該当しませんので、課税仕入れに係る消費税額の仕入税額控除を行うことはできません。

【関連情報】
《法令等》
消費税法2条1項12号
消費税法基本通達10-1-11

■時代の要請でしょうか、堅実に伸びています「お直しビジネス」。

その他,代表ブログ | 2011年4月20日 水曜日 14:04

長引く不況に対する庶民の防衛策なのでしょうか、近頃、リフォームやリペア(修理)といった「お直し」需要が拡大しているようです。

 “お直しブランド”として知られているのが、全国のデパートやターミナル駅などでよく見かける靴修理チェーンの最大手「ミスターミニット」(店舗数約270/2010年12月現在)。店名の通り、急なトラブルにも即対応できるクイックサービスが中心ですが、昨秋からは“お預けシステム”にも力を入れ始めました。出勤途中に靴を預け、帰りに修理済みの靴を引き取る、といったように。

 
 また、バッグや財布などの革製品の修理にも対応しています。受け付け時にカウンセリングし、修理方法や期間、価格までその場で見積りをし、自社の専門修理工場に送りプロの職人たちが修理にあたります。

 洋服のお直しで勢力を伸ばしてきたのが“お直しコンシェルジュ”と銘打った「ビッグ・ママ」(店舗数36/2010年12月現在)。ボタン付け(210円〜)、パンツのすそほつれ直し(315円〜)といった小さなものから、古くなったジーンズをスカートにリフォーム、といった大がかりなものまで、どんなお直しも引き受けてくれます。このリーズナブルな価格設定は、1999年のスタート時からの経営戦略のたまものといえます。仙台に本社工場を抱える同社は、お直しの注文を受ける小型店舗を「渋谷109」や「新宿アルタ」「札幌パルコ」といった有名商業施設に限定出店し、認知度アップを図ることに努めました。店舗では簡単な作業だけに絞り、大きなお直しは仙台に送って仕上げるという方式を採りました。都心に大型店を出すより、この方が家賃・人件費などのコストが抑制され、それが割安な価格を実現させたのです。

 アクセサリーの分野の「お直し」で注目されているのが、「ジュエリー・リフォーム 夢仕立」(ライム商会)。リフォームしたい宝石を顕微鏡カメラで拡大撮影し、その場でプリントしたものを客が控えとして持ち帰るという、日本で唯一の保険保障システムを導入しています(保険加入料は無料)。年間加工実績が平均約3,000件にのぼる同社は、店舗としては赤坂の1店のみですが、百貨店との共同フェア開催が多いのが特徴で、ジュエリーのリフォームを広くアピールする場として積極的に活用しています。

 はたして昨今の「お直しビジネス」の堅調な伸びを支えているのは、単に節約とかMOTTAINAI精神だけのせいでしょうか。使い捨ての風潮に反旗をひるがえし、本当に気に入った良質なモノをお直ししながら大切に永く使おうという生活意識の変化、消費文化の成熟度の表れと言えなくもないと思うのですが…。   

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