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先週の国税職員逮捕のニュースについて

先日も、雪谷税務署職員で
類似した事件があったばかりなのに
怒りを通り越して、失望感さえ感じます。

徴収課だけの問題とは言えないと思います。
こういうとき、管理体制が不備とかチェック体制が
なっていないことの議論になりがちですが、
そもそもの税務官のモラルの欠如、
職業倫理の欠落がこの問題の本質にあると
思います。

(ニュース内容)
加重収賄:厚木税務職員を逮捕 データ改ざん、容疑認める

納税データを改ざんして相続税約5000万円を
免れさせるなどした見返りに現金1000万円を
受け取ったとして、横浜地検特別刑事部は2日、
厚木税務署(神奈川県厚木市)の上席国税徴収官、
林英一容疑者(45)=神奈川県座間市=を加重収賄容疑で、
現金を渡した厚木市の不動産賃貸業、八田幸一容疑者(38)を
贈賄容疑で逮捕した。
東京国税局は林容疑者を同日付で懲戒免職処分にした。
2人とも容疑を大筋で認めているという。

調べでは、林容疑者は徴収担当だった
昨年9〜10月ごろ、八田容疑者が
相続税の未納分約5000万円を全額納めたように
電算システムを不正操作した上、徴収の担保として
八田容疑者の宅地に設定された国の抵当権も不正に抹消させ、
見返りに現金計1000万円を3回に分けて厚木市内で受け取った疑い。
林容疑者の上司が6月16日の事務作業の点検で不正に気づき、
東京国税局が内部調査。国税庁監察官が2日、地検に身柄を引き渡した。

八田容疑者の宅地には相続税の延納手続きのため、
00年から国によって抵当権が設定されていた。
延納は、不動産相続などで一括納税が困難な場合、
税務署の許可を得て分割払いができる制度。
一定額以上だと担保を提供する必要がある。

東京国税局の藤田博一総務部長は2日夕、会見し
「国民の税務行政に対する信頼を裏切り、誠に申し訳ない」と謝罪した。

(コメント)
国税局ならびに税務署は、
こんなことばかり繰り返していては、
納税者である国民に決して信頼は
されないと思います。

国税職員に与えられている権限は、
こんなことに使われるためにあるわけでは
決してありません。

税務職員の中には、
自分の所属場所でないから
関係ないと思われている方も
いるかもしれませんが、間違いです。

これは国税局・税務署職員全体の
問題なのです。

このような問題の解決に対しての
取組を国民に示すべきだと個人的には
感じます。

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