税関係のニュースが
今日もありましたので、
以下記載します。
(ニュース内容)
賃貸アパート大手の
レオパレス21(東京)が
東京国税局の税務調査を受け、
2007年3月期までの5年間で
計約30億円の法人所得の申告漏れを
指摘されていたことが16日、分かった。
うち1億数千万円は、
関連会社に意図的に
利益を移したとして
所得隠しと認定されたもようだ。
また07年3月期までの3年間で
消費税約5億3000万円を
納付していなかったと指摘
されていたことも判明。
重加算税などを含む追徴税額は
計約20億円に上るとみられ、
同社広報室は「見解の相違があったが、
修正申告した」とコメントしている。
関係者によると、
所得隠しと認定されたのは、
同社が関連会社に委託したアパートの
メンテナンス業務の経理処理。
レオパレス21側は実際より
少ない代金しか受け取っておらず、
国税局は関連会社に利益を上げさせ、
自社の所得を圧縮したとみている。
申告漏れには、
同社がオーナーを米グアムに
招待した費用も含まれ、
販売促進費として計上していたが、
国税局は接待に当たるとして、
課税対象の交際費と判断した。
(コメント)
会社の経理担当者は、
知識不足や見解の相違があった、
ということを述べていたが、
関係会社への利益の付け替えなど、
故意に行ったと思われる内容の
ものがありますね。
所得移転は国内にしろ国外にしろ、
調査の焦点になります。
関係会社と取引を行う場合には
外部の取引先と通常行う商取引価額、
「第三者間取引価額」をもって、
取引するよう、客観性や根拠づけを
十分に検討したいものです。