会社の設備投資が妥当に実施できているか否かを判定する経営指標があるのを
御存知でしょうか。
その経営指標は「固定長期適合率」とよばれるものです。
これは、流動資産以外の負債および自己資本に対する固定資産と繰延資産の割合を
示すもので、固定資産等の保有状況および新規設備投資計画の妥当性を判断する
重要な指標です。
この比率は低い方が良く、80%未満が望ましいとされ、100%超だと短期的な
資金繰りの安全性が損なわれます。
<参考:主要業種別の固定資産適合率(%)> TKC経営指標平成21年版(黒字企業平均より)
全産業 71.3%
建設業 59.0%
製造業 68.4%
卸売業 61.5%
小売業 73.9%
宿泊業・飲食サービス業 99.1%
サービス業 67.9%