経営環境の厳しい現状において、資金ショートを起こさないためにも
支払能力をチェックするのに有用な経営指標となるのが「経常収支比率」です。
経常収支比率は、経常支出(仕入代金や人件費その他の経費の支払等)に対する
経常収入(売上代金や営業外収入の入金等)の割合を示すものです。
この比率は100%以上であることが原則で、100%を下回ると、
その不足分を借入金等で賄わなければなりません。
下記にある主要業種別の数値を参照にし、黒字企業の平均値などと比較して
貴社の支払能力についてご検討頂ければと思います。
<参考:主要業種別の経常収支比率(%)> TKC経営指標平成21年版(黒字企業平均より)
全産業 104.9%
建設業 103.3%
製造業 106.9%
卸売業 102.2%
小売業 102.6%
宿泊業・飲食サービス業 107.1%
サービス業 106.0%