財務省は、「法人企業統計調査結果(令和4年度)」を9月1日に公表しましたので紹介します。
これによりますと、令和4年度における法人企業(金融業、保険業を除きます。)の売上高については、製造業、非製造業ともに前年度に続き増収となり、経常利益についても、製造業、非製造業ともに前年度に続き増益となり、また、設備投資についても、製造業、非製造業ともに前年度に続き増加となっています。
1.収益の状況
(1) 売上高(金融業、保険業を除きます。)
売上高は1,578兆4,396億円で、対前年度増加率(以下「増加率」という)は+9.0%となります。
業種別にみると、製造業では、石油・石炭+33.6%、生産用機械+16.7%、鉄鋼+12.0%の順で増収となったほか、すべての業種で増収となっており、製造業全体では+8.6%となっています。
一方、非製造業では、電気業+44.3%、サービス業+10.5%、建設業+9.6%と増収となったほか、減収となった業種は不動産業▲4.8%のみであったので、非製造業全体では+9.2%となっています。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層は+10.3%、1億円~10億円の階層は+6.2%、1,000万円~1億円の階層は+7.5%、1,000万円未満の階層は+15.7%とすべての階層で増収となっています。
(2) 経常利益(金融業、保険業を除きます。)
経常利益は95兆2,800億円で、増加率は+13.5%となっています。
業種別にみると、製造業では、輸送用機械、生産用機械、業務用機械の順で前年度より増益となったほか、石油・石炭、情報通信機械、金属製品の順で減益となったが、製造業全体では+4.4%となっています。
一方、非製造業では、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、サービス業の順で前年度より増益となったほか、電気業、物品賃貸業、不動産業の順では減益となったが、非製造業全体では+19.5%となっています。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層は+15.8%、1億円~10億円の階層は+7.6%、1,000万円~1億円の階層は+4.0%、1,000万円未満の階層は+70.7%とすべての階層で増益となっています。
経常利益は95兆2,800億円で、増加率は+13.5%となっています。
業種別にみると、製造業では、輸送用機械、生産用機械、業務用機械の順で前年度より増益となったほか、石油・石炭、情報通信機械、金属製品の順で減益となったが、製造業全体では+4.4%となっています。
一方、非製造業では、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、サービス業の順で前年度より増益となったほか、電気業、物品賃貸業、不動産業の順では減益となったが、非製造業全体では+19.5%となっています。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層は+15.8%、1億円~10億円の階層は+7.6%、1,000万円~1億円の階層は+4.0%、1,000万円未満の階層は+70.7%とすべての階層で増益となっています。
2.投資の状況
〇 設備投資(金融業、保険業を除きます。)
設備投資額は47兆6,559億円であり、増加率は+4.4%となっています。
業種別にみると、製造業では、業務用機械、食料品、電気機械の順で増加したほか、はん用機械、石炭・石油、輸送用機械の順で減少となったが、製造業全体では+10.8%となっています。
一方、非製造業では、不動産業、サービス業、卸売業・小売業の順で増加し、運輸業・郵便業、情報通信業、電気業の順で減少となったが、非製造業全体では+1.4%となっています。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層は+4.5%、1億円~10億円の階層は+1.9%、1,000万円~1億円の階層は+3.1%、1,000万円未満の階層は+11.8%とすべての階層で増加しています。