《国税庁発表》相続税の申告状況(平成23年分)について
国税庁から、このたび、平成23年分の相続税の申告状況の発表がありました。
○ 平成23年分の相続税の申告状況
平成23年分の相続税の申告状況は、被相続人数は前年比104.7%、相続税が課税され
た被相続人数は前年比103.0%、課税価格は前年比102.6%、また、申告税額は前年
比106.5%と、いずれも増加しています。
なお、相続税の申告状況の具体的内容は、次のとおりです。
1.死亡者数・課税対象となった被相続人数
平成23年中(平成23年1月1日~平成23年12月31日)の死亡者数(被相続人数)は、
1,253,066人(前年1,197,012人)であり、対前年比104.7%となり、120
万人台となりました。
また、相続税の課税対象となった被相続人数は51,409人(前年49,891人)と増加し
ましたが、課税割合は4.1%(前年4.2%)と若干低下しています。
2.課税価格・税額の推移
課税価格は、10兆7,299億円(前年10兆4,580億円)であり、また、相続税額は、
1兆2,520億円(前年1兆1,754億円)で、いずれも前年分を上回っております。
しかし、これを被相続人1人当たりでみると、課税価格は2億0,872万円(前年2億
0,962万円)とわずかですが減少していますが、相続税額では2,435万円(前年2,356
万円)と上回る結果となっています。
3.相続財産の種類別構成比
相続財産の金額の構成比は、土地46.0%(前年48.3%)、現金・預貯金等24.2%
(前年23.3%)、有価証券13.0%(前年12.1%)であり、現金・預貯金等の割合は平
成に入ってから最高の割合となっていますが、一方、土地の占める割合は、昭和35年以降で
は最低となっています。
なお、この詳細については、国税庁ホームページ>活動報告・発表・統計>報道発表資料>
「平成23年分の相続税の申告の状況について」をご参照ください。
以上