《国税庁発表》平成25年分の路線価等の公開について
平成25年分の相続税及び贈与税の課税における土地等の評価額の基準となる路線価及び評価倍率等を記載した路線価図等が、7月1日に国税庁からインターネットで公開されました。具体的には、国税庁ホームページをご覧ください。
1.最高路線価の動向
平成25年分都道府県庁所在都市の最高路線価が発表されました。全国一の最高路線価は、東
京都中央区銀座5丁目銀座中央通りで、1㎡21,520千円で前年と同額のままでした。これを全国
的に見ますと、ほとんどのポイントで未だ下落傾向が続いていますが、大都市圏では横ばいか
又は若干の上昇傾向が見られます。
2.標準宅地の評価基準額の平均額
標準宅地の標準基準額の平均額等は、平成24年分では全都道府県において下落していました
が、平成25年分においては、宮城県と愛知県において若干の上昇がみられたものの、ほかは引
き続き下落傾向にあります。
3.東日本大震災により被災した地域の路線価等について
東日本大震災により被災した地域についても原則として路線価等を定めています。
ただし、平成25年1月1日現在において、原子力発電所の事故に関する「警戒区域」、「計画的
避難区域」、「帰還困難区域」、「居住制限区域」及び「避難指示解除準備区域」に設定されていた
区域内にある土地等については、路線価等を定めることが困難であるため、平成24年分と同様
に、相続税、贈与税の申告に当たり、その価額を「0」として差し支えないこととされました。
4.その他
各国税局(沖縄国税事務所を含む。)は、路線価等と併せて平成25年分財産評価基準書を公開
していますが、それによりますと、「電話加入権の標準価額」、「市街地農地等を評価する場合
における宅地造成額の金額」において前年分から変動している地域があることが認められます
からご留意ください。
なお、詳細については、国税庁ホームページ>活動報告・発表・統計>報道発表資料(プレ
スリリース)目次>「平成25年分の路線価等について」をご参照ください。
以上