《国税庁発表》相続税の申告状況(平成25年分)について
国税庁から、このたび、平成25年分の相続税の申告状況の発表がありました。
○ 平成25年分の相続税の申告状況
平成25年分の相続税の申告状況は、死亡者数(被相続人数)、相続税が課税された被相続人数、
課税価格及び申告税額ともに前年分より増加しました。
なお、相続税の申告状況の具体的内容は、次のとおりです。
1.死亡者数・課税対象となった被相続人数
平成25年中(平成25年1月1日~平成25年12月31日)の死亡者数(被相続人数)は、
1,268,436人(前年1,256,359人)で、対前年比101.0%となりました。
また、相続税の課税対象となった被相続人数は54,421人(前年52,572人)で、対前年比
103.5%となり、課税割合は4.3%(前年4.2%)で0.1ポイント増加しています(ちなみに、
東京国税局管内における平成25年分の課税割合は7.4%となっています。)。
2.課税価格・税額の推移
課税価格は、11兆6,253億円(前年10兆7,827億円)で対前年比107.8%となり、相続税額
は1兆5,367億円(前年1兆2,514億円)で対前年比122.8%となりました。
また、これを被相続人1人当たりでみると、課税価格は2億1,362万円(前年2億0,510万円)
で、対前年比104.2%となり、相続税額は2,824万円(前年2,380万円)で対前年比118.6%
となり、いずれも増加しています。
3.相続財産の種類別構成比
相続財産の金額の構成比は、土地41.5%(前年45.8%)、現金・預貯金等26.0%(前年25.6
%)、有価証券16.5%(前年12.2%)であり、現金・預貯金等及び有価証券の構成比は平成に
入ってから最高の割合となっていますが、一方、土地の構成比は最低の割合となっています。
なお、この詳細については、国税庁ホームページ>活動報告・発表・統計>報道発表資料>
「平成25年分の相続税の申告の状況について」をご参照ください。